ご遺灰を宇宙海洋葬として海洋散骨する際、バルーンの中に直接ご遺灰を詰め込んでしまうと、成層圏でバルーンが破裂した際、バラバラになってしまいます。大量のご遺灰が成層圏でバラバラになると、内陸部で打ち上げたものだと、地表に落ちてきてしまうかもしれません。
こういった事態を起こさないために、弊社では風を予測して、安全性の高い打ち上げ地点を調整するだけでなく、すべてのご遺灰を納骨袋に入れた状態で、打ち上げさせていただいております。
こちらの納骨袋は、海洋散骨するために用意した、専用の水用紙です。海水に着水後は、ほんの5秒程度で完全に溶けてなくなり、自然に還る素材で作ってあります。納骨袋はパラシュートと同じ素材で作ってありますので、素材がどのように溶けるかは、パラシュートのページをご参照ください。
この納骨袋に丁寧に梱包させていただき、静かに海洋散骨することができるように、作らせていただいております。
なお、納骨袋にはすべてパラシュートを装備してあります。これにより太平洋上の成層圏でバルーンが自然破裂したあとは、ゆっくりと洋上へ着水することが可能です。
因みに、自然散骨となるご遺骨の主成分は、リン酸カルシウムです。厚生労働省からも海洋散骨として確認済みで、法律面も一切問題ない状態で準備させていただいております。