安全性の高い打ち上げ地点 | 安全性 | 宇宙海洋葬 | シャフト株式会社

バルーンを打ち上げると、成層圏（約11km～50km）の中のおよそ30km前後で風船が自然破裂します。この時、対流圏の上層部、およそ高度10km前後にあるジェット気流を通過することになります。ジェット気流は、冬季では時速300kmを超えるような猛烈な風が東方に向けて吹いており、風船はこのジェット気流の影響ではるか東に流されてしまいます。

10km流されるのか、100km流されるのか。着地点を正確に予測できれば何も問題はないのですが、風の予測はとても難しく、どこに着地するのか正確に読むことができません（但し落下地点予測は可能です）。

海洋葬、海洋散骨を目的とする場合、必ず海上にゆっくりと着水させる必要があります。日本上空は東へ向けた西風が強いため、東海岸から打ち上げるのが最善です。

日本の地形別面積を比較してみると、以下のようになっています。ご覧のとおり、山地と丘陵地を合わせると、国土全体の72.8%にもなってしまいます。（出典：一般財団法人国土技術研究センター）

バルーン打ち上げの際には、風の予測だけでなく、これら地形のことも配慮し、弊社では東海岸側で実施をしております。

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