現在、我々が立っている大地。この足元にある部分は「地殻」と呼ばれる、地球上のごくごく表層部分の薄い部分にあたります。この地面の下には、マントルや核と呼ばれる層があり、やがて地球の中心部分に達します。では、この地球を輪切りにした時に、どのような構造になっているのか、見てみましょう。
地球は表層部分から見ると、地殻、上部マントル、下部マントル、外核、内核という順番に層があります。地球の中心までの半径は約6,370km。地球の直径は、およそ12,742kmと言われています。
層 | 深さ | 構成物質 |
---|---|---|
地殻 | 0~70km | 花崗岩、安山岩、玄武岩等 |
上部マントル | 70~670km | かんらん岩 |
下部マントル | 670~2890km | かんらん岩 |
外核 | 2890~5150km | 鉄、ニッケル等の液体金属 |
内核 | 5150~6370km | 鉄、ニッケル等の金属 |
世界で一番深い海はどこ?というページにもありますが、地球上の海で最も深いのは、チャレンジャー海淵で、10,920メートル、つまり10kmです。地殻の中でも、極めて表層の部分でしかなく、その下には途方もない深さの層が存在するのです。