○○の秋シリーズ第3弾です。これも外せない、今回は読書の秋です。
そもそも何故【秋は読書】なのでしょうか。色々調べた所諸説あるようで正確なことはわかりませんでしたが、どうやら【灯火親しむべし】と中国の韓愈が言ったことが始まりという説が有力のようでした。秋は涼しく夜も長いため、灯火の下で読書をするのに適している、という意味です。他の説も秋は涼しく、勉強(読書)をするのに最適な気候だからだ、と気候に触れている説が多かったためおそらくこれで良いのでしょう。春も気候は良いですが【夜長】のイメージはあまりありませんよね。確かに、鈴虫の声を聴きながら静かにページをめくるのは贅沢な時間です。
贅沢な時間と申し上げたように私は読書が大好きです。ミステリー小説から始まり、時代小説(特に江戸時代近辺)、ファンタジー、純文学等比較的様々なジャンルを読みますが、その都度本の中に比較的深く入り込む癖があります(小説や本好きの方は少なからず皆さんそうかもしれません)。土地の名前が出てくればその土地に思いを馳せますし、そこに出てくる変わっていたり美味しそうな食べ物が出てくればネットで調べてみたり、小説の世界で呼んだものから現実のものに興味がうつったものが幾つもあります。旅情ミステリーと呼ばれる内田康夫先生の作品はその土地の細かな描写が特徴的で、その土地に行ってみたいと思わせてくれますし、時代小説では人形町や小伝馬町などが舞台のものが数多く、今の仕事を始める前は中央区で働いていたため人形町付近を散策した事もありました。
自宅や喫茶店(喫茶店も雰囲気が好きでよく読書のために行く事があります)にいながらにして遠くの地へ思いを馳せる事ができるのは読書の魅力でもありますが、その作品にインスパイアされて実際にその地へ赴いてみるというのも良いのではないでしょうか。
【ここが主人公が思いを吐露していた港か・・・】とか【今は景色がきっと全く違うのだろうけれど、ここで昔捕り物が行われていて、着物で人がたくさん歩いていたのだな・・・】と考えながらその土地を歩いているととても楽しいですし、また、読んだ作品がより一層好きになり、もう一度読み返してみた際にまた違った側面が見えて更に楽しむ事もできると思います。
無論小説ではなく、漫画でも同様です。
矢沢あい先生の実写化もされた人気マンガ【NANA】で出てくるお店、Jackson HOLEは調布に実在するお店でファンには聖地と呼ばれているようです。
井上雄彦先生の【SLAM DUNK(スラムダンク)】のアニメ(アニメになってしまいましたが元はマンガで大人気となった作品です)のオープニングで花道が立ち止まっている踏切は日本人のみならず、海外のスラムダンクファンの方がわざわざ足を運び撮影していくスポットです。このように小説やマンガのファンの方は熱狂的な方も多く、著名な方がその場所を描かれると人気撮影スポットになることがあります。舞台が近場でなく、多少遠いときには旅行という形で行ってみても良いかもしれません。主人公の足跡を辿る旅、なんて素敵ですよね。皆さんも足を運ばれた際にはきっとデジカメなり携帯なりでお写真を撮影されるのではないでしょうか。そのお写真を是非、弊社のオリジナルジグソーパズルにしていただき、更なる素敵な思い出にしていただければと思います。