春日神社 | 御宿町

御宿町の高山田地区には、天文19年に建立されたという、春日神社（かすがじんじゃ）という古い神社があります。

176号線を、海岸から北へ向けて走っていくと、左手に見えてきます。道路沿いにあるこの鳥居が入り口。ちなみに公式な駐車場はありません。

鳥居をくぐると狛犬が待っていますが、そのまま真っすぐ参道を進んでいきます。30秒ほど歩くと「春日宮」という文字が書かれた鳥居があり、その先に朱色（赤色）の小さな橋がかかっているのが見えるかと思います。

この橋は「蛍橋」と言って、毎年6月頃になると、ホタルがたくさん見られるそうです。

そしてこの蛍橋をこえた先にあるのが、真っ直ぐに天へと伸びるような階段です。

「はたしてこのインパクトが写真で伝わるかな？」と思いながら撮影しましたが、案の定、写真では全く伝わりません。実際に目の前に立つと、垂直の壁にも見えるような、すごい階段です。ぜひこれは一度、ご覧になっていただきたいと思います。ただし、かなりの急勾配で、かつ階段の奥行きがあまりありません。もしも転倒したら、一番下までノンストップでしょう。怪我どころでは済みませんので、この階段から参拝に向かう場合は、十二分過ぎるほど、お気をつけください。絶対に悪ふざけをしてはいけません。なお、ページの下部で別途記載しますが、この階段以外にも安全なルートがあります。登る際に数えてみたところ、この石段は全部で「101段」ありました。

この101段の階段をがんばって登り切ると、すぐ右手に手水舎があります。

そして正面に堂々と立っているのが、春日神社の拝殿。

石階段は苔むしている場所等が多いものの、本殿はとてもキレイに清掃されております。また、お正月になると下記のような豪華な飾り付けが行われて、非常に美しい姿を見せてくれます。

「開運」の文字が大きく書かれた、本殿の中はこのような感じ。

御宿地区にあるこの春日神社は、必勝祈願のご利益などがあるようです。

なお、途中でもお伝え致しましたが、こちらへ参拝に来るルートは、正面の大階段だけではありません。道路沿いの鳥居から数十メートル南（海岸方面）へ行くと、細い脇道があります。分かれ道がありますが、矢印で記した方向へ進んでください。

緑の生い茂った林道が続きますが、そのまま真っすぐ直進。

ほんの１分も歩けば、この先には、先程の拝殿があります。正面の大階段は、実際に立ってみるとわかりますが、本当にかなりの急勾配です。ご高齢の方に限らず、怖いと感じたら、安全なルートでの参拝をおすすめ致します。

なお、この春日神社の宮司さんは、とても感じの良い方です。これもまた、参拝する上でうれしいポイントですよね。必勝祈願のご利益があると言われている、御宿町の春日神社。初詣やお参りなどで伺う際には、安全に気をつけて参拝させていただきましょう。