実家では普段ルンバを使用しています。ルンバの行き届かない所を、母が掃除するというやり方のようです。
ルンバの動きを理解?
ルンバが稼働する時間帯は決まっています。もちろん設定のうえその時間帯なのですが、実家では11時から動き出します。はじめの頃は、生き物なのかなんなのかも不明な、得体の知れない黒い物体に愛犬はおののき、震えていました。家でかける掃除機も苦手で毎回隠れてしまう犬なので慣れることはないと思っていたのですが、何度か目の当たりにするうちに、自分を追いかけているのではない、という事に気がついたようです。
基本的には直線的な動きをして、ぶつかったら方向転換。進行方向に一度進んだら障害物に当たるまでバックはしてこないのが特徴ですが、それを理解したのではないかと思っています。
『本当にそこまで考えているの?』と思われるかも知れませんが、正面からは向き合わず、ルンバが向きを変えたその後ろからついていくという動作が増えたので、おそらくこれは間違いありません。そもそも犬は人間の言葉を理解し憶える、命令を実行するなどができ、知能は人間で言うと2〜3歳程度はあると言われているんです!
・・・その理屈だと掃除機も逃げ出さなくて良いような気がしますが、私の使用しているのはサイクロン式で多少音が大きめなので、単純に怖いのかも知れません。
避難先
ともあれ、あまり驚かなくはなってきたものの、やはり自分がいる方に来られると嫌なようで近づいてくると逃げ回ります。2時間近くは頑張って掃除してくれているので、なかなか気を緩める事ができず、チラチラとルンバの動向をさぐっているのが可哀相だったので、避難先を決めました。
こちら。父のベッドの上です。母のベッドの上にする事もありますが、私がPCを使用することが多いため、PCデスクのある父の部屋に避難することが多くなりました。
ベッドの上ですので下のフローリングは掃除しているものの、勿論ルンバはやってこれません。ただ2時間ほどベッドの上にいることになるので、まんがいち粗相をされたら大変です。(人の寝る場所でしたことはありませんが。)そこで、稼働する11時の10分ほど前におトイレを済ませてもらう事が習慣になりました。
【おしっこ】というコマンドを覚えているため、そのコマンドを伝えると、あまりにしたくない(おトイレを済ませた直後)時以外はトイレを済ませてくれるんです。素晴らしい!!
私も2時間PCデスクに向かい、近くに来たら足を上げてルンバを通します。その間動けない事がわかっている愛犬はベッドの上でひたすら寝ています。
たまに下にルンバがやってくるとうっすら目を開けますが、ほとんど気にする様子はありません。こちらは実際にルンバが近づいてきた瞬間の写真。目は開いているんですが・・・黒いので写真では見えませんね。慣れてくれて何よりでした。父の事が大好きで、父がいると周りを離れない愛犬ですので、匂いがするベッドは更に安心できる、というのもあるのかも知れません。
私の家でルンバを稼働させても大丈夫、ということだと思いますが・・・私の家だとさほど広くない(むしろ狭い)ので、残念ながら掃除機かけちゃった方が早いはず。
臆病な性格に変わりはありませんが、少しずつでも慣れるものもあるという事がわかって、嬉しい限りです。