新型コロナウイルスがパンデミック（世界的な流行り病）と位置づけられてから、日増しに不安が募っていたのは【ペットに伝染る、ペットから伝染る】可能性はないのかという事でした。
飼い主の立場からすると【飼い犬から伝染ってしまったら人間より抵抗力が無さそうだから、耐えられないのではないか】という懸念があります。
ペットを飼っていない方からすると【その辺を散歩している犬から伝染ったりしないのか】という懸念もあるのではないでしょうか。
誤った知識や先入観からペットが迫害されたり、逆に問題があるのに放置されていたりといった事が無いよう、今回色々調べてみました。
各機関の発表
まず【ペット 新型コロナウイルス】で検索してトップに出てきたのは環境省のページでした。
動物愛護管理法の中に新型コロナウイルス関連情報があり、現時点で公表されているペットに関連する新型コロナウイルスの主要な各機関からの情報がまとめてありました。
以下、私の判断で抜粋、ある程度文章をまとめた内容を記載いたします。
WHO（世界保健機関）
Q ペットから伝染るのか
A 犬が感染している例は香港において現在1例あるが現在までに、犬や猫、その他のペットが新型コロナウイルスを伝染するという証拠はない。
新型コロナウイルスは、主に、感染した人による咳、くしゃみ、話す際にできる水滴を介して広がるので自身を守るため、頻繁かつ徹底して手をきれいにする必要がある。
WHOは、本件に関する最新の調査について引き続き監視し、新たな知見が得られた際に更新する予定。
国際獣疫事務局
※英語を翻訳ソフトで解析したものをそのまま載せているようで、日本語として不明瞭な部分が多数ありました。
私の個人的見解で曲げてお伝えする可能性があるため、あえて環境省の訳を原文のまま記載いたします。
Q 人は動物に、新型コロナウイルスをうつす可能性はあるでしょうか？
A 現在、新型コロナウイルス感染症の症例は、広く人の集団において広がっており、感染した人との濃厚接触を通じて、何匹かの動物は感染する可能性があります。
現在までに、新型コロナウイルスに感染した人との濃厚接触後に、2匹の犬が新型コロナウイルス陽性の結果が得られたことが知られています。
新型コロナウイルスに対するさまざまな動物種の感受性についてより理解し、かつ感受性のある動物種の感染動態を評価するための研究が進められています。
現在、人から新型コロナウイルスがうつった動物が、このウイルスを拡散する役割を担うという証拠はありません。人での発生は、人から人への接触によって引き起こされるものです。
Q 伴侶動物や他の動物が、新型コロナウイルスの病気や感染の疑いがある人と密接に接触している場合、飼い主はどのような予防措置を講じるべきですか？
A 伴侶動物又は他の動物が新型コロナウイルスによる病気になったという報告はなく、また、現在、この人間の疾患で重要な疫学的役割を担っているという証拠はありません。
しかしながら、動物と人は人獣共通感染症として知られる病気を共有することがあるため、
新型コロナウイルスに感染している人は、このウイルスに関して更なる情報が判明するまで、伴侶動物や他の動物との接触を制限することをお勧めします。
動物の取り扱いや世話をするときは、基本的な衛生対策を常に実施する必要があります。
これには、動物、動物のフードや食器の周りや取り扱いの前後の手洗いが含まれます。
また、キスや、フードをなめたり、シェアしたりすることも避けるべきです。
可能であれば、新型コロナウイルスに感染している人や治療を受けている人は、ペットとの濃厚な接触を避け、
動物の世話を他の家族に依頼することが望ましいと考えます。
もしも、感染した方がペットの世話をしなければならない場合は、適切な衛生習慣を維持し、可能であればマスクを着用する必要があります。
厚生労働省
Q 新型コロナウイルスはペットから感染するか
A これまでのところ、新型コロナウイルスがペットから人に感染した事例はない。
一般に、動物との過度な接触は控えるとともに、普段から動物に接触した後は、手洗いや手指消毒用アルコールで消毒などを行うように。
公益社団法人 東京都獣医師会
Q１．新型コロナウイルスはペット（犬や猫）にうつるか？
A． OIE（国際獣疫事務局）によると、香港当局は新型コロナウイルスに感染した方が飼育している犬から、この ウイルスの弱い陽性反応が見られたと報告したが、この犬の弱陽性反応はその後、陰性となったようだ。
この犬はその間、何も症状を出していない。その犬への感染自体は起きたようだ。
ただし、香港当局は、新型コロナウイルス感染症は、ヒトからヒトにうつる病気であり、 ヒトから犬及び猫への感染は一般的ではないことを強調している。
他の1〜2例ある症例を確認してもペットがヒトに病気をうつす可 能性は限りなく低いだろうと考えている。
人混み以外の場所で感染する可能性は低いので、犬の散歩や短時間の運動は、そのまま継続してかまわないだろう。
このような事が4月1日現在、記載されておりました。
今回の新型コロナウイルスに関して言えば、
【感染しないわけではないが、症例としては極端に少なく、人からペットへ、伝染ってしまった場合も回復、もしくはすぐに陰性となる】といった事のようでした。
1ヶ月ほど経過した段階で症例として2〜3ケース報告されているため、さほど気にする必要は無いのだという認識になりました。
無論過度な接触（ペットへのキスや食べ物の分け与え）等は避け、気になる場合は除菌してからの接触等、注意は必要です。
大切なペットが傷つかないよう、正しい知識を持って対応にあたりましょう。
ペットの写真でオリジナルジグソーパズルを
さて、つい最近、お客様からワンちゃんのお写真でのご注文を頂戴いたしました。
かわいいなーと思いながら製作し、発送した記憶のあるお写真だったのですが、その方からレビュー投稿したというご報告をいただきました。
内容はこちらです。
新型コロナウイルスで外出できないので、弊社のオリジナルジグソーパズルを注文し、室内での過ごし方として検討してくださったようです。
大変ありがたいと思うとともに、ぜひそういった使い方をしていただきたいと思いご紹介いたしました。
家族でもあるペットのお写真をジグソーパズルにして、遊んでよし、完成後飾ってもよし、
のシャフトのジグソーパズルをぜひご検討ください！！
