木島平村は、主要な施設や観光スポットは、すべて西側に集中しているのですが、村の東側に唯一ある観光地が、カヤの平高原です。「日本一美しいブナの森」とも呼ばれ、自然豊かな高山植物の宝庫です。トレッキングだけでなく、ロッヂやキャンプ場もありますので、こちらではキャンプ場についてご紹介します。
村中心分から、403号線を東側に向かって走り、「糠千公民館」のY字路を左へ(看板が出ています)。そのまま200m走ると、下のような場所に出ます。ここから山道のスタート。
蛇行する13kmの道を、車で約25分かけて登っていきましょう。
13km走れば、こちらがゴールのカヤノ平高原です。
大きな駐車場の脇に立っているのが、カヤの平高原の管理棟。管理人さんが一人いらっしゃいますので、まずはこちらに寄って、必要な手続きをします。ここの管理人さんは、17時を過ぎたらいなくなってしまいますので、必要な情報はそれまでに得ましょう。
管理棟の中に入ったところ。
きのこ類が展示してありました。
また、ここの管理棟にはトイレがあり、キャンプ場利用者にとっては、ここが唯一のトイレとなります。
中は、キャンプ場とは思えないほど、とても綺麗なトイレでした。
管理人さんが、綺麗に保ってくださっているのでしょう。
管理棟を出て正面を見ると、そこに常設テントが張ってあるエリアがあります。駐車場に車を停めて、常設テントを利用する方は、ここを使いましょう。
そのまま視線を右にズラすと、奥の方にいくつかの常設テントと木造の建物が見えました。
この木造の建物が、カヤの平高原ロッヂです。
そしてロッヂの目の前にある常設テントが、オートキャンプ専用のテントです。
車を駐車場ではなく、テントのすぐ脇に置く場合は、こちらのエリアになります。
タープなどを張る場合は、当然ながら隣接するテントの方に迷惑のかからないようにしましょう。ちなみに撮影に来たこの日は、キャンプ場、オートキャンプ場、フリーサイト、ロッヂのすべてを含めて、我々一組しかいない、というすごい状況でした。
常設テントを開くと、こんな感じです。二重構造になっているので、日が照っている間は、とても暖かいです。ただし、床材は何もありません。そのまま寝ると痛い&かなり寒いので、アルミ等の就寝できる床材は、絶対に準備していったほうが良いです。
常設テントエリアと、オートキャンプ場の中間地点には、大きな炊事場があります。
水は利用できますし、管理棟で販売している薪(500円)を使って、こちらで調理も可能です。
共用エリアですので、炊事場を利用したあとは、必ず綺麗に清掃しましょう。
カヤの平キャンプ場は、直火は禁止です。我々は、コールマンのファイヤーディスクを持参し、テントの脇で火を起こしました。
麓で購入してきた木島平米も、このとおり。
芯が少し残って、お焦げもあり。本当においしいご飯でした!
個人的に超オススメなのは、こちらも麓で買ってきたほたて貝柱の缶詰に、とろけるチーズと塩コショウをかけて火にかけたもの。とっても美味しく、お酒の進むオツマミでした!
オートキャンプ場の脇には、柵が張り巡らされています。
この中で牛が放牧されており、夜になるとたくさんの牛がここに集まってきました。
ちなみに、管理棟を出て右手側の道路沿いでは、フリーキャンプエリアもありますので、テントも持参し、一からすべて行うことも可能です。最盛期には、60台近くのテントが同時に張られたこともあるようです。
皆さんが利用される、大切な高原です。樹木をむやみに傷つけたり、ゴミを捨てて帰ったりするような、心無い行動は絶対にやめましょう。美しい自然を、いつまでも大切にする気持ちを、大切にしてほしいと思います。
その他の、木島平の宿泊・飲食・観光情報もぜひご覧ください。
- 名称:カヤの平キャンプ場
- 電話:090-8025-4288
- 住所:長野県下高井郡木島平村上木島