千葉県御宿町は、メキシコと姉妹都市関係にあります。1609年、スペインのドン・ロドリゴ総督が率いるサン・フランシスコ号が、御宿の沖合で座礁。多くの船員が生命の危機に瀕したのですが、当時の御宿町民たちの決死の救助活動のおかげで、多くの命が助かりました。これがきっかけとなり、当時スペイン領だったメキシコと友好関係が結ばれ、現在では御宿町内にメキシコ記念公園・メキシコ記念塔が作られています。
上記の座礁事故が発生した場所が岩和田地区にあり、今ではドン・ロドリゴ上陸地として、ちょっとした観光地のようになっています。
場所は、御宿中心地から見ると、海岸沿いを岩和田海水浴場の方へ向けて走らせます。そのまま船谷トンネルという小さいトンネルを抜けて進んでいくと、左手にメキシコ記念公園がありますが、これも通り過ぎて走ってください。記念公園を過ぎてから、およそ800~900m走ると、左手に小さな専用駐車場があります。海洋生物環境研究所という比較的大きな施設の隣にあるので、ここを見過ごさなければ、きっとたどり着けると思います。
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時間指定はありますが、ドン・ロドリゴ上陸地の専用駐車場になっており、無料で停めることができます。
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車を降りたら、道を挟んで向かい側が、上陸地の入り口になっています。
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この道をまっすぐ進んでもらえれば、ほんの数10mで、すぐに上陸地へ到着します。
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右手側のベンチのところには、説明書きが書いてありますので、ぜひ読んでみてください。
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なお、この場所にはこのような看板が立っています。実はこの場所は小高い丘になっていて、ここからでも十二分にキレイな景観を楽しむことができます。
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ただ、この丘の横にはロープが備え付けられており、崖下まで降りることができるようになっています。
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ただご覧のとおりで、かなり急ですし、足場も滑ります。また看板にも記載のとおり、がけ崩れ、落石があります。また、携帯電話の電波も悪いため、安全を考慮して、オススメは致しません。
もしも降りると、そこは海岸になっており、左右には切り立った絶景が。
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ドン・ロドリゴ率いるサン・フランシスコ号は、この沖合で1609年に座礁。そして多くの御宿町民たちが賢明な救助活動にあたったのですね。400年以上が経過した今でも、この場所にくると、その当時の人々の心に思いを馳せることが出来るのかもしれません。
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崖下へ降りなくとも、この景観は一見の価値ありです。ぜひ晴れた日に、一度は訪れてみてください。
なお、このドン・ロドリゴ上陸地のすぐ先には、インスタ映えする最高の写真が撮れる、小浦海岸(こうらかいがん)もあります。興味のある方は、そちらのページもぜひご覧ください。
名称 | ドン・ロドリゴ上陸地 |
電話 | 0470-68-2414(御宿町観光協会) |
住所 | 千葉県夷隅郡御宿町岩和田345 |
時間 | 8:00~17:00 |
駐車場 | あり |
トイレ | なし |
御宿町のその他の情報
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